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ロゲイン5%（フォームタイプ）・ミノキシジル外用5%（ローションタイプ）（一般名：ミノキシジル　Minoxidil）

ロゲインは、アメリカのFDA(食品医薬品局)によって『男性型脱毛症に効果がある、育性型脱毛症や育毛に効果がある』と認可された、世界で初めての商品です。主成分は同じアメリカのJohnson&Johnson Healthcareから発売されているミノキシジルで、血管拡張作用により毛乳頭細胞や毛母細胞が活性化され、細胞分裂が促進し発毛が促進されます。元々ミノキシジルは血管拡張剤・降圧剤として開発された薬剤ですが、高血圧患者の血管を拡張することで、血流を促して血圧を下げる、その副作用として多毛という症状が開発途中に見られたのです。その多毛が血流促進や毛乳頭細胞の分裂促進によるものだと分かり、育毛剤として使用できないだろうか？と、研究が進められました。そして患者の多くに多毛症が認められ、AGA治療に効果を発揮することが判明。1980年代にはAGAの治療薬として正式に発売されました。

ロゲイン（ミノキシジル5％外用剤）はフィナステリド製剤の内服治療と並び、AGA治療として2017年に日本皮膚科が発表したガイドラインにおいて推奨度Aランクの最高評価を得ました。ロゲインはフィナステリドと併用していただくと、相乗効果により発毛効果が上がります。「フィナステリド＋ミノキシジル外用」が日本皮膚科学会が推奨するスタンダードな治療法です。

ロゲイン(ミノキシジル)の効果

ロゲイン(ミノキシジル)の作用機序は、血行を促進することで発毛を促すというものです。ロゲインには血管拡張作用があり、薄毛や抜け毛、脱毛している部分に塗布すると、皮下の血管が一時的に拡張します。そこで血流が増加することによって、毛根への栄養や酸素の補給が行き届くようになるため、発毛・育毛をつかさどる毛包・毛母細胞の働きを高める事ができ、発毛が促進されます。 またロゲイン(ミノキシジル)は、血行を促進することで毛根や毛髪に栄養を届けるため、使用した後すぐに効果が得られるわけではありません。約6カ月継続して使用すると、発毛・育毛効果が高いことがデータ上わかっております。治療開始後6カ月以降も発毛効果や育毛効果を感じない方は、医師にご相談下さい。

ロゲインの用法・用量

男性に対しては5%のロゲインを1日2回、ローションタイプの場合1回、専用のスポイトを使用して1mlを脱毛している部分に塗布します。フォームタイプはムースのような泡を脱毛している部分に塗布して頂きます。ロゲイン5％フォームタイプは手に泡(これをフォームといいます)を取り、脱毛している部分に塗布します。手間がかからず気軽に使いやすいのが特徴で、継続して使用する事が容易な事も人気の要素となっております。

ロゲインの副作用について

ロゲインの副作用は液体の頭皮に対する症状が殆どですので、体全身に影響を及ぼすような副作用は稀です。薬剤の直接的な刺激により、頭皮の炎症やかぶれ、顔周辺の多毛が見られる事があります。そういった症状が見られた場合、すぐに使用を中止し専門の医師の診察を受けるようにしましょう。

ロゲインと同じ成分であるリアップX5

日本で認知の高い大正製薬から発売されている「リアップX5」は、ロゲインと同成分の外用薬です。これは大正製薬が日本でのロゲインの販売権などの権利を買い取ったためです。ロゲインが先発医薬品で、リアップがロゲインのOTC医薬品・ジェネリック医薬品となります。

ただ、リアップは1本(1か月分)の市場価格が7,000円前後で販売されており、知名度と安心感はありますが割高になっています。ユナイテッドクリニック各院が処方しているロゲインはリアップと同じ効能・効果で1か月分1本4,900円（税込）ですので、比較すると年間約25,000円の差がでます。様々な種類が発売されているリアップですが、主成分のミノキシジルの濃度にも差がありますので、ロゲインの購入でお悩みの場合は是非ユナイテッドクリニック各院にご相談下さい。

ミノキシジルローション