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プリリジー（一般名：ダポキセチン　Dapoxetine）

プリリジー（ダポキセチン）の効果

3～4倍の延長効果・パートナーの満足度が2倍に高まる

射精時のタイミングに影響を与えているのはストレスホルモンである「ノルアドレナリン」と脳内神経伝達物質の「セロトニン」です。射精を促すのがノルアドレナリン、射精を抑える働きがあるのがセロトニン。不安や緊張でノルアドレナリンは分泌され、適度な分泌であれば集中力や意欲を高める作用がありますが、性交時ノルアドレナリンが過剰に分泌されると性的興奮が急速に高まり射精までの時間が早くなってしまいます。早漏症の方の多くはこの状態にあり脳内の興奮を抑えるセロトニンの濃度を高くすることで早漏症が改善されます。

プリリジーの主成分であるダポキセチンはSSRI（選択的セロトニン再取り込み阻害剤）に分類される薬剤でセロトニンの再取り込みを阻害し、脳内のセロトニン濃度を高める作用があります。

プリリジーはアメリカでの検証試験において、性交時ダポキセチン30mg内服グループが射精までのタイミングが平均2分47秒延長、ダポキセチン60mg内服グループでは平均3分17秒延長と内服しない場合と比べ約4倍の延長効果があることが報告されています。また、本人だけでなくパートナーの満足度も上がったという報告もあります。

プリリジー（ダポキセチン）の飲み方・服用方法

60mg錠を服用

プリリジー（ダポキセチン）は内服後90分ほどで最高血中濃度となるため、性交前1時間～3時間前に服用します。効果には個人差がありますが2時間～5時間ほど持続します。30mg錠と60mg錠がありますが、副作用の出現頻度が30mg錠と60mg錠で変わらないため、しっかりとした効果の出る60mg錠での服用をおすすめしています。

副作用が少ない

プリリジー（ダポキセチン）の副作用は1％～10％未満と報告されており、重篤な副作用がない安全な薬剤です。頭痛・めまい・下痢・吐き気・倦怠感・睡眠障害・かすみ目・口渇・のどの痛み・蕁麻疹などの副作用がありますがどれも一時的なものなので過度に心配しなくても問題ありません。

まれに「起立性低血圧」が起こる場合がありますので過去に失神や、立ちくらみなどの起立性低血圧で既往歴のある方は注意する必要があります。

プリリジー（ダポキセチン）とED治療薬との併用

プリリジーとバイアグラの併用が評判が良い

ED（勃起不全）薬であるバイアグラ（シルデナフィル）・レビトラ（バルデナフィル）・シアリス（タダラフィル）とプリリジー（ダポキセチン）の併用は可能です。陰茎の硬度不足による早漏の方は、併用することでより高い改善効果が期待できます。

特にバイアグラとプリリジーは相性が良く、一緒に服用すると同じタイミングでバイアグラとプリリジーの効果が発現してきます。海外ではバイアグラ100mgとプリリジー60mgの合剤も数種類発売されています。

プリリジー（ダポキセチン）の禁忌・併用禁忌薬

以下の方はプリリジー（ダポキセチン）の内服はできません

• 20歳未満、65歳以上の男性
• 心不全や不整脈、動脈硬化疾患などの心疾患の方
• 中等度～高等度の肝障害の方
• 高度腎臓病の方
• てんかんの方
• 緑内障の方
• 出血性疾患や凝固異常の既往歴の方
• うつ病、躁病、両極性障害、統合失調症の方
• 抗HIV薬や抗真菌薬を服用している方

ユナイテッドクリニック各院では、開院からED外来と共に早漏治療専門外来を開設しており、早漏治療でのプリリジー処方（ダポキセチン製剤処方）は日本でもトップクラスの実績がございます。ご不明な点がございましたら、お気軽にユナイテッドクリニックの医師にご相談ください。

プリリジーを動画で解説