フィナステリド

フィナステリドとは、AGA(男性型脱毛症)治療薬である「プロペシア」のジェネリック医薬品です。そのプロペシアの主成分がフィナステリドで、一般的にジェネリック医薬品は成分名が商品名になるので「フィナステリド」は成分名であり商品名でもあります。国内では2014年にプロペシアの特許が切れたため、他社の製薬会社もプロペシアの主成分「フィナステリド」の製造販売をすることが可能になりました。このように膨大な時間とコストをかけて研究開発した先発医薬品にに対し、特許の有効期限が切れた後に同じ成分で同じ効能効果を持つ後から発売されたものをジェネリック医薬品(後発医薬品)と呼びます。また、ジェネリック医薬品は先発品と品質(効果・効能)が同じでなければ厚生労働省からの認可されませんのでご安心ください。
フィナステリド処方
ユナイテッドクリニックで処方しているプロペシアジェネリック「フィナステリド」はすべてプロペシアと同じ効果があります。さらには、研究開発費がかからないジェネリック医薬品は値段も安価で処方することできます。価格が安いため、今ではほとんどの方がプロペシアではなく、プロペシアジェネリックでのAGA治療を希望されます。
フィナステリドの効果と服用方法
フィナステリドの効果はプロペシアと同様です。テストステロンという男性ホルモンが5α還元酵素によってDHT(ジヒドロテストステロン)というホルモンに変換され、この男性ホルモンがAGA(男性型脱毛症)の原因になるのですが、この5α還元酵素を阻害し、DHTの生成を防ぐことで脱毛を抑制します。フィナステリドのAGA・薄毛改善効果は98%の方に認められています。
フィナステリドの飲み方や使用方法についてもプロペシアと同様です。一日一回一錠服用してください。食事の影響はありませんので食後でも大丈夫です。また、同じタイミングで服用することはフィナステリドの血中濃度を安定させますし、忘れず服用する習慣になります。飲み忘れをすると発毛効果が低下するのでご注意ください。
フィナステリドの注意点
フィナステリドの効果が分かるまでは約6ヵ月継続服用していただく事が基本です。フィナステリドを血中に継続して取り入れることでその効果が発揮されます。途中でやめてしまうと効果も止まってしまいます。また、血中にフィナステリドが存在する為、服用期間中は献血は避けてください。献血する場合、1ヶ月はフィナステリドを服用しない期間を作ってください。未成年の服用は禁止されています。臨床試験等で副作用や安全性、効果が確立されてない為です。フィナステリドは基本的に男性のAGA治療の内服薬ですが、フィナステリドの成分は皮膚からも吸収される為、妊婦や授乳中の女性、妊娠の可能性がある女性は錠剤に触れないように注意が必要です。赤ちゃんの生殖器の発育に影響する可能性があります。
フィナステリドの副作用
フィナステリドの副作用の頻度はかなり低めで安全性に優れています。報告のある副作用として以下の事が挙げられています。
肝機能障害、勃起不全(ED)、性欲減退、抑うつやめまい、かゆみや発疹など。EDは偽薬(プラセボ)群とフィナステリド群で有意差が見られていません。
因果関係があると言い切れないものも報告にはあるので、副作用が心配な方は気軽に医師に相談することをお勧めします。
フィナステリドの通販・個人輸入代行の危険性
基本的にAGAなどの治療薬を通販・個人輸入代行で入手するのは大変危険です。しっかりとした流通経路を持っていない業者だと粗悪品が混入し、有効成分が含まれてないものや全く関係のない成分で作られた偽造品だったケースがあります。悪質な個人輸入業者の場合だと、外箱は本物と全く同じですが中身は全く異なる偽造品だったりします。また、それがわからず使用し続けて健康被害が起きてしまったり、逆にAGAを進行させてしまったりと身体にとって取り返しのつかないことになります。個人輸入の場合、すべて自己責任です。危険なので安易に「安価だから」「ネットの口コミがいいから」などで個人輸入するよりも、しっかりとした流通経路がある専門の医師の診断で処方されたほうが安心・安全です。海外製AGA治療薬は誤解も多く粗悪品ばかりだと思われがちですが、正規の流通経路を用いて製薬会社製の薬剤を入手するのであれば品質に問題はありません。プロペシアジェネリックは「フィンペシア」「エフぺシア」「フィナロ」等有名なフィナステリド製剤も数種類販売されています。しかし、個人ではしっかりとした流通経路を持った輸入代行業者の選別は難しいのが実情ですので、きちんとした流通経路を持っている医療機関で医師の診断の元、処方されることをお勧めします。